毎日歩いているけど、何も変わらない

健康診断結果を見て、運動するように指導されることがあります。
そういうときは、まず、ウォーキングを勧められることが多いようです。

けれども、こんなふうに感じることはありませんか?

「毎日歩いているけど、全然体重、減らないよね」
「というか、むしろ体重、増えてるし…、中性脂肪もコレステロールも増える一方だよ」

診察の中でも、このようにおっしゃる方は多いように感じています。
ウォーキングしても何も変わらないと、やめてしまう人も少なくありません。

以前のブログ「肩こりがひどいんです」で紹介した方も、
「毎日、1時間ウォーキングしてるけど、全然効果ない」
と言われていました。

このような、ウォーキングで効果のない方に、
田中宏暁著「スロージョギングで人生が変わる」廣済堂出版
をご紹介します。

田中宏暁先生は、著書の中で
「ウォーキングは、健康増進や体力つくりのための運動としては軽すぎる」
と言われ、スロージョギングを勧めておられます。

「ウォーキングしてるけど何も変わらない」と言われる方はよく、
「歩くだけじゃダメなんですかね…」とつぶやかれるのですが、
田中先生の「ウォーキングは軽すぎる」の言葉に、
「やっぱりそうなのか!」と思われるのではないでしょうか。

「でも、走るのはちょっと苦手…」
そう思われるかもしれません。

スロージョギングとは、息の切れない程度のゆっくりした速度で走ることです。
最初は、歩く速度よりもゆっくりでいいそうです。
歩幅も小さくていいので、だれでも楽に走ることができます。

スロージョギングのような走る運動では、脚を上げる動作があることから、
腰回りの筋肉(大臀筋や背筋)、大腿四頭筋、大腰筋を鍛えることができます。

これらの筋肉は、年齢とともに衰えやすい筋肉なので、意識して鍛える必要があるのですが、
ウォーキングでは脚を上げる必要はないので、スロージョギングほどの効果は期待できないのです。

スロージョギングを続けていると、体力が向上するだけでなく、
血圧のコントロールが容易となり、
高血糖、高脂血症が改善されることも示されています。

そして、なによりも、
体力に自信のなかった自分が「走っている」
ということに喜びを感じられます。

私自身もスロージョギングを続けて、その効果を実感しています。
はじめは、歩いている人に抜かれるほどでしたが、
頑張らなくても、少しずつスピードは上がっていきます。
そのうち、「走ることはもしかすると楽しいことかも…」って思うようになりました。