栄養療法

よく風邪をひくんです

35歳の会社員の女性が来院されました。
なんだか疲れきった表情です。

「よく風邪をひくんです。
いったん風邪をひくと、2-3日寝込んでしまうんです。
それで、会社を休むことになってしまって…。

まわりからは、また風邪…?!とか、
ずる休みじゃないの?みたいに言われて…。
ひどい…。
私はこんなにつらい思いをしているのに…。
すごく傷つきました」

風邪をひくたび、内科を受診して、点滴を受け、薬を飲んでいたそうですが、
寝込んでしまったある日、苦しい寝床の中で、
「こんなことを繰り返していてはだめだ。風邪をひかないようにしなくては」
と強く思い、来院されたのだそうです。

血液検査結果を見せていただきました。
AST 18、ALT 7、ALP 153、LDH 140、
TP 6.6、Alb 3.9、BUN 12、Hb 10.3

分子整合栄養医学からみて、
ビタミンB群、亜鉛、ナイアシン、鉄が不足しています。
タンパク質も足りていません。

食事内容をお聞きしますと、
食事は不規則で、疲れていると、食事をとらないこともあるそうです。

ビタミンB群、亜鉛、ナイアシン、ヘム鉄のサプリメントをおすすめし、
肉や魚、卵を食事に取り入れるよう、お話ししました。

3か月後に来院されました。
なんだか肌がつやつやして、表情も明るくなり、印象が変わっています。

「食事は必ずとるようにしました。
今までは、あまり、肉や魚を食べたいと思わなかったのですが、
できるだけ食べるようにしたら、食べられるようになってきました。
以前は、動物性たんぱく質は、食べたらだめだと思っていたように思います」

「サプリメントは、最初のころは、飲むのを忘れてしまうことが多かったんです。
でも、サプリメントを取るようにすると、なんだか元気になる気がして、
最近は、忘れず飲むようになりました」

「そしたら、風邪も以前ほど頻繁にはひかなくなりました。
ひいたとしても、何日も寝込むことはないですし、
以前より早く治っているような気がします」

「以前は、出張から帰ると、ものすごく疲れてしまって、
家に帰っても何もできなくて、お風呂に入るのも面倒なくらいでした。
今は、疲れてはいるけど、片づけたり、食器を洗ったりとか、自然にできています」

「それに、以前は出張から帰ると、甘いものをたくさん食べたくなっていたのですが、
最近はそういう過食もしなくなって、少し変わったなと思います」

「前は、爪が割れたり、白い線が入ったり、でこぼこしたりしたりして、
これは、なんなんだろうと思っていたのですが、爪がきれいになったんです。
これも、栄養療法のおかげなんでしょうか」

栄養療法を始めると、爪だけでなく、
お肌の調子も良く、髪もきれいになった気がする、と言われる方が多いです。

昨日までに食べたもので、体は作られるということを、実感するようになるようです。

※ご本人の了解をいただき、掲載させていただいています。
趣旨をゆがめない程度に、年齢や性別などの背景を変えたり、
他の患者さんを組み合わせるなどして、実際の症例に変更を加えています。
また、理解しやすいよう、内容を単純にし、処方内容も一部に限定していることをご了承ください。