なぜリウマチはよくならない?①

真奈さんは41歳の看護師の女性です。
28歳の時、リウマチを発症し、
それ以来ずっと治療を続けています。

幸い、薬のおかげで関節痛もほとんどなく、
関節の変形もごく軽度で、日常生活に支障はありません。

けれども、このままずっと薬を飲み続けなければいけないことに
疑問を感じるようになりました。

そして、ご自分の意志で、リウマチ薬の服用を中止したのです。
それから、さまざまな統合医療クリニックを受診し、
薬に頼らない治療法を探しています。

リウマチの主治医の内科医はいい先生です。
決して、不満があったわけではありません。

けれども、「薬をやめたい」「薬をやめてもいいか?」
なんて、主治医には言えませんでした。
何を言っているんだと言われるに決まっています。

薬の中止は主治医には内緒ですが、ちゃんと外来には通っています。

薬をやめたのには、真奈さんなりの考えがありました。

「関節リウマチを発症したころは、
本当にものすごいストレス状態だったから、
病気になったのも当然だと思ってます」

そして真奈さんは、リウマチを発症するまでの出来事を話し始めました。
真奈さんが語る彼女の人生は、まさに波瀾万丈!

その大波乱の人生を、他人事のようにさらさらと話す彼女。
その話を圧倒されながら聞いている私です。

18歳で結婚し、19歳で出産。
看護学校に通っていた彼女は、
両親に子供の面倒を見てもらいながら学校を卒業しました。
その後、夫のDVや借金のため27歳で離婚。

28歳で再婚したのですが、
二人目の妊娠が分かったときには、
リウマチを発症していることがわかりました。

「二番目の夫も、×だったんです」
と、両方の人差し指でバツ印を作っています。

ある日急に、名古屋で仕事を見つけたから名古屋に引っ越すと言われ、
荷物をまとめて引越したのですが、夫の仕事の話は全くのでたらめでした。

収入のない状態が続き、
真奈さんは、全く知らない土地で幼い子供を抱え、
必死に働かなくてはなりませんでした。

「その当時は、本当に大変な毎日だったので、
絶対いつか病気になると思ってました。

でも今は、子供も成人したし、安定した仕事もあります。
家のことは母がやってくれていて、私はとても楽させてもらっています。

何の問題もないんです。
あの時あったストレスは、今は何もありません。

それなのに、なぜ病気は治らないんだろうと…。

自分では気付いていない何か問題があるのでは?
って思うんです」

真奈さんの言われることはたしかにもっともです。
リウマチの本当の原因を突き止めて、問題を解決しないことには、
病気を治すのは難しいですよね。

本当に大変な経験をされていて、
話を聞いている私は言葉もないほどです。
ほんとうによくがんばってこられました。

この大変な時期の話を、つらい表情を全く見せず笑顔で、
流れるようにさらさらと話されるところが、私は気になったのですが…。

すると、ふと何かを思いだしたような表情です。
「毎日大変だったけど、
近所の人には、明るく楽しそうに見えるよう、
とても気を使っていました。

ひどい夫だったけど、いい奥さんのふりをして、
とても無理して頑張っていたんです」

職場では、病気のことをだれにも話していません。
リウマチ治療中であることを知る人は一人もいないのです。

痛くても、痛いとは人には言えないし、
痛くてできそうにない仕事でも、NOとは言えなくて頑張ってしまいます。

こんな風に話す真奈さんには、バッチフラワーレメディの
アグリモニー、セントーリーが合っているのではと話しました。

また、二回の結婚で大変つらい経験をされていますので、
スターオブベツレヘムも必要です。

二度の結婚ともに大変な思いをされていて、
二人の夫の傾向が似ているところも気になりました。

経験から学んだことを活かすことができず、
同じ過ちを繰り返してしまうとき、
チェストナットバッドが考えられます。

毎日の生活で気を付ける点をお話し、
ホメオパシーも希望されましたので、ホメオパシー質問票をお渡しして、
再診時に、ホメオパシーレメディを検討することになりました。

お話した毎日の食事や生活習慣については、
次回に続きます。

※ご本人の了解をいただき、掲載させていただいています。
趣旨をゆがめない程度に、年齢や性別などの背景を変えたり、
他の患者さんを組み合わせるなどして、実際の症例に変更を加えています。
また、理解しやすいよう、内容を単純にし、処方内容も一部に限定していることをご了承ください。