なぜリウマチはよくならない?②

リウマチ薬を中止して、薬以外の方法を探っている真奈さんに、
食事の際の留意点についてもお話しします。

関節リウマチは関節の炎症を引き起こしている状態ですので、
炎症をうながす食べ物を避け、
炎症を抑える働きをする食べ物を積極的にとることが重要です。

炎症を抑える栄養素の代表として、
まずω3脂肪酸が上げられます。

ω3脂肪酸を多く含む亜麻仁油、えごま油や青魚を
積極的に取り入れましょう。

亜麻仁油、えごま油は
熱に弱く、酸化されやすいので加熱調理には向きません。

サラダや納豆、豆腐にかけるなどして、
生食で取るのがおすすめです。

また熱に弱いので、
コールドプレス(低温圧縮)製法で搾油されているものを求めてください。

人体に有害な成分が混入しないよう、
化学溶剤を用いていないものを選ぶことも大切です。

できれば、遺伝子組み換えでない品種で、
オーガニック栽培されたものが望ましいでしょう。

早く使いきれるよう、小さなサイズで購入し冷蔵庫で保管します。

一方で、炎症を悪化させる食べ物は控えなくてはなりません。

マーガリンやサラダ油、
市販のドレッシングやマヨネーズは
口にしないよう気を付けます。

小麦や牛乳も控えます。
パン、パスタ、うどんを始め、
クッキーなど市販のお菓子も含まれます。

次に、腸内環境を整えることも大切です。

どんなに食事に気を付けていても、
どんなに効果の高い薬を服用しても、
消化吸収できなければ、効果を発揮することはできません。

乳酸菌生成エキスなどを用いて、
腸内環境を整えることは、すべての治療の基本となります。

腸は消化吸収のほかに、
代謝、解毒、免疫、ホルモン合成などの働きも担っており、
腸を整えることは、体全体を整えることにつながるのです。

軽視しがちですが、
規則正しい生活も、実はとても大切なポイントです。

毎日同じ時間に起床して、同じ時間に就寝し、
毎日決まった時間に食事を取ること、
これらの習慣は、体内時計を整え体調を改善します。

熱心にメモを取っている真奈さん。
今は、お母さんに食事を作ってもらっているので、
母に相談しながら試したいと言われました。

3週間後の再診では、
初診時の波瀾万丈をさらに超えるお話に、
またまた言葉を失ってしまいました。

次回に続きます。

※ご本人の了解をいただき、掲載させていただいています。
趣旨をゆがめない程度に、年齢や性別などの背景を変えたり、
他の患者さんを組み合わせるなどして、実際の症例に変更を加えています。
また、理解しやすいよう、内容を単純にし、処方内容も一部に限定していることをご了承ください。