発達障害の方の自己肯定感

前回、発達障害の方に栄養療法を行った話を紹介しました。

彼女には、食事療法とサプリメント以外にも、取り入れていただいた治療法があります。

今回は、その他の治療法についてお話しします。

後半では、私が重要視している、自己肯定感についても説明しています。

1) 腸内環境を整える
a) アルベックスとは
b) アルベックスを開始した結果
4) バッチフラワーレスキューレメディを始めた結果
5) 一番大切なのは自己固定感を上げること

1) 腸内環境を整える

食事療法やサプリメントを取る前に、腸内環境を整えることがまず最重要課題になります。

腸内環境が整っていなければ、どんなによいものをとっても吸収されず、まったく意味がありません。

薬でも、漢方薬でも、サプリメントでも、もちろんお食事でも、腸で栄養や成分を吸収できなければ、効果が出るはずはないのです。

腸内環境を整える方法の一つとして、乳酸菌生成エキスのアルベックスを勧めました。

a) アルベックスとは

アルベックスは、あなたの腸内に住む乳酸菌のえさとなり、あなたの乳酸菌を増やします。
乳酸菌をとるのではなく、乳酸菌のえさになるものをとるのです。

どれだけ優秀な乳酸菌をとっても、あなたの腸内で増えるかどうかは疑問です。
けれども、あなたの腸内にすむ乳酸菌の好物をあげれば、あなたの腸の中で元気に増えていきます。

b) アルベックスを開始した結果

アルベックスの説明に感心され、すぐに始められました。

そして3か月後には
「アルベックスをとってから、肌の調子がよくなった」といわれました。

調子悪かったときは、肌ががさがさして、とても気持ちがふさいでいたといわれます。

腸と皮膚は強い関連があり、腸内環境が整うと、皮膚も整い、つやつや、モチモチになり、化粧のりもよくなります。

4) バッチフラワーレスキューレメディを始めた結果

仕事中、うまくいかなかったり、どうしていいのかわからなくなると、パニックに陥ってしまうといわれます。

そこで、バッチフラワーのレスキューレメディを勧めました。

バッチフラワー レスキューレメディはスプレータイプのもの、キャンディータイプのものがあります。

彼女はキャンディータイプを気に入り、いつも手元に置いて、困ったらいつでも口にいれることにしました。

レスキューを口にして、パニックが少し落ち着いてきたら、助けを求めるなどして対処すればよいことがわかったといいます。

どうしていいかわからなくなったときは、レスキューレメディを思い出しましょう!

そしてパニックになりそうになったら、すぐにレスキューを口にします。

5) 一番大切なのは自己固定感を上げること

問題なのは、彼女の自己固定感の低さでした。

発達障害の方は、対人関係がうまくいかないことや、仕事が思うように進まない、わからないことをうまく伝えることができないなど、毎日、どこかで、思うようにいかない日常を感じています。

さらに、ひどいいじめにあって、こんな自分はだめだと口にする方も多いです。

そのような、自己肯定感の低さが、さらに、生きづらくさせているように感じます。

彼女は、今までだって、うまくいかないことや、パニックになることはあっても、それでもなんとか、ここまでやってきました。

「ご自身でなんとかやり遂げてきた」という事実を認め、「それがいかにすごいことであったか」ということを、幾度となく語り掛けます。

さらに、そのような大変な中で、どのようにやり遂げていったのか、その秘訣はなんだったのか、ご自身の中にある解決策に気づいていただけるといいと思います。

彼女が困った場面でどのように対処してきたのかを、ひとつひとつ聞き、そのひとつひとつの努力を承認します。

そして、できれば、ご自身の今までの努力を、ご自身で認められるようになるといいですよね。

そうできるまで、時間はかかりますが、一つ気づくと、またひとつと、気づきが増えていきます。

そのような気付きの積み重ねが、自己固定感を上げるよう助けてくれるでしょう。

診察のたびに、そのような会話を続けることで、ご自身のものごとのとらえかたのくせに気付き、ご自身でそのくせを修正することも可能になってきます。

サプリメントも食事も大切ですが、一番は大切なのは、その方のものごとのとらえかた、考え方、ひいては自己肯定感にあると考え、それらの点を重視して診療にあたっています。

※ご本人の了解をいただき、掲載させていただいています。
趣旨をゆがめない程度に、年齢や性別などの背景を変えたり、
他の患者さんを組み合わせるなどして、実際の症例に変更を加えています。
また、理解しやすいよう、内容を単純にし、処方内容も一部に限定していることをご了承ください。