友人を自死で亡くされた方のお話を聞いています。
友人を亡くしました(1)、(2)
「弟は東京で一人暮らしなんですけど、
うつになったことがあって…、何度か再発しているんです。
だから、とても心配です。
ラインの返信がないと、どうしたんだろう、
大丈夫だろうかと、すごく心配になります。
やっと返事が来て、すごくほっとしたりして…、
よかった、大丈夫だったって安心するんです」
「夫が出張に行ったりすると、すごく不安です。
できたら、行かないでほしいくらい。
事故にあっていないかとか、いろいろ考えてしまうんです。
ラインの返信がないと、どうしたんだろう?!ってなります」
「でも、こういうことって、
弟や夫に何か起こるかどうかなんて、
私がコントロールできることじゃないですよね。
私には、どうすることもできないことなんですけど、
わかっているんだけど、心配してしまいます」
「自分はしっかりしていなくては、と思います。
自分が具合悪くなったりしてはだめだと、
自分が病気になったら、どうしようもないんだよって気を張っています」
お父様の闘病中に、お母様が亡くなられた時も、
「自分はいっそう頑張らないといけない」と思ったと、言われていました。
ずっと何かを背負っておられるように感じます。
次回に続きます。
※ご本人の了解をいただき、掲載させていただいています。
趣旨をゆがめない程度に、年齢や性別などの背景を変えたり、
他の患者さんを組み合わせるなどして、実際の症例に変更を加えています。
また、理解しやすいよう、内容を単純にし、処方内容も一部に限定していることをご了承ください。
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