少し前のことになりますが、第16回日本抗加齢医学会総会に出席した時のことです。
「運動習慣のある人は、ない人に比べてテロメアが長い」
という話が印象に残りました。
以前から、運動の重要性はよく耳にしてきましたが、このところ、
「運動は老化を抑制する」ということを示す報告が出てきているようです。
さて、テロメアとはなんでしょう?
私たちは、細胞分裂によって新しい細胞を作り、生命を維持しています。
細胞が分裂すると染色体が同じようにコピーされますが、
染色体の末端にあるテロメアだけはコピーされず、
細胞が分裂するたびに徐々に短くなっていきます。
テロメアが短くなると、細胞は分裂することが出来なくなります。
これが細胞の老化の仕組みです。
「運動習慣のある人は、ない人に比べてテロメアが長い」
ということは、
運動習慣のある人の細胞は、ない人よりも若々しいということになります。
やっぱり運動は大切です。
運動の必要性をひしひしと感じながら、学会会場を後にしたのでした。
次回に続きます。
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