「水の流れる音を聞くと、トイレに行きたくなるんです。
泌尿器科を受診して、薬も出してもらったんですけど、効かないんですよ」
60歳の主婦の方です。
「こんなこと話してもいいものなのかな」と、ちょっとためらいがちに話し始めました。
水の流れる音を聞くと、トイレに行きたくなるって、
どういうことなんでしょう?
「毎朝、ウォーキングしているんです。
川沿いを歩くのが、ウォーキングのコースになっているんですけど、
川のそばを歩いていると、いつも、急にトイレに行きたくなるんですよ。
なぜだろうと、ずっと疑問に思っていたんですね。
そしたら、気が付いたんです。
どうも、水の流れる音を聞くと、トイレに行きたくなるみたいなんです。
河原のウォーキングはきもちいいんですけどね。
もう、あんまり、しょっちゅう、トイレに行きたくなるものだから、川沿い歩けなくなりました」
それはお困りでしたでしょう。
また、ぜひ、川沿いを歩いていただきたいですね。
実は、ホメオパシーには、
「水の流れる音を聞くと、トイレに行きたくなる」
という方のためのレメディがあります。
Cantharis vesicatoriaです。
膀胱炎のホメオパシーのひとつです。
ホメオパシーでは、このような、一見変わった症状を、その人らしい反応ととらえ、
ホメオパシーレメディを選択する際の、重要なキーワードとして扱います。
西洋医学だと、あんまり聞いたことのない困った症状ですが、
ホメオパシーだと、それこそがあなたらしい症状だとして、ちゃんと取り上げてくれるのです。
ホメオパシーは、レメディ選択の点でも、人にやさしいと感じます。
主婦の方は、ホメオパシーを用いながら、ウォーキングを再開されました。
「なんだか、あまり気にならなくなった気がします。
トイレのことをすっかり忘れているときもありますしね」
院長 野口 由美
医学博士(大阪大学)/放射線診断専門医/抗加齢医学会専門医
関西医科大学卒 関西医科大学内科、大阪大学放射線科、九州大学心療内科
日本メディカルホメオパシー学会認定医
大阪大学で医学博士を取得。
内科・心療内科・放射線科での臨床経験を重ねた後、クリニック千里の森を開設。
西洋医学に加え、分子整合栄養医学や伝統医学、補完代替医療を取り入れ、一人ひとりに最適な治療を行っている。
※ご本人の了解をいただき、掲載させていただいています。
趣旨をゆがめない程度に、年齢や性別などの背景を変えたり、
他の患者さんを組み合わせるなどして、実際の症例に変更を加えています。
また、理解しやすいよう、内容を単純にし、処方内容も一部に限定していることをご了承ください。
