39歳、女性、会社員の方がお見えです。
ご両親と三人暮らしだそうです。
ご自身が乳がんとわかり、半年ほど前に手術を受けられ、
放射線治療の後、化学療法を続けておられます。
体調がすぐれないため、今は会社をお休みされています。
化学療法をはじめてから、食べられなくなってしまってと、
静かに微笑みながら、ゆっくりと話し始めました。
「私ががんになってしまったので、両親はとても気落ちしています。
食事の時も、ほとんど話すことなく、しーんとしてしまいました。
すっかり、家の中が暗くなってしまって…。
それもこれも、私ががんになったからなんです。
だって、そうですよね。
わたし、39歳で独身なんですよ。
結婚もしていないのに、乳がんになっちゃって…、
私、これからどうなるんだろうって、自分でも思います。
両親は、私ががんになったこともショックだし、
私のこれからのことを考えると、なおさら暗くなってしまうんだと思うんです。
私のせいで、家族まで暗くなって…、
両親には、本当に申し訳ないと思っているんです」
「私が病気になったせいで、家が暗くなってしまってごめんね」
って言ったら、両親は
「そんなことはないよ。あなたは全然悪くないのよ。
そんなこと考えないで、あなたは治療に専念してたらいいのよ」って言ってました。
「それでもやっぱり、私は両親にとても迷惑をかけてるって思います。
早く良くなって、私が、家の中を明るくしなくてはって思うんです」
少し前に、友人からバッチフラワーレメディの話を聞き、
自分に合っているのではと思ったそうです。
彼女には、バッチフラワーレメディのパインをお出ししました。
パインは、自己非難や罪の意識を感じる人のためのレメディです。
そのような方は、必ずしも自身の責任でない場合でも、罪の意識を感じてしまいます。
さらに、病気になったことによる、将来の不安を口にされていますので、
バッチフラワーレメディのミムラスを加えました。
ミムラスは、原因のはっきりした恐れや不安を感じる人のためのレメディです。
3週間後。
「とても気持ちが楽になって、熟睡できるようになりました」
それは、良い変化があってよかったです。
前回は「病気になって、両親に申し訳ない」と言われていましたね。
「そういえば…、
申し訳ないって、あんまり思わなくなりました。
そういえば…、そうですね…。
先生に尋ねられて、今、気が付きました(笑)」
院長 野口 由美
医学博士(大阪大学)/放射線診断専門医/抗加齢医学会専門医
関西医科大学卒 関西医科大学内科、大阪大学放射線科、九州大学心療内科
日本メディカルホメオパシー学会認定医
大阪大学で医学博士を取得。
内科・心療内科・放射線科での臨床経験を重ねた後、クリニック千里の森を開設。
西洋医学に加え、分子整合栄養医学や伝統医学、補完代替医療を取り入れ、一人ひとりに最適な治療を行っている。
※ご本人の了解をいただき、掲載させていただいています。
趣旨をゆがめない程度に、年齢や性別などの背景を変えたり、
他の患者さんを組み合わせるなどして、実際の症例に変更を加えています。
また、理解しやすいよう、内容を単純にし、処方内容も一部に限定していることをご了承ください。
