前回、子宮頸がんと診断され、手術をしないと決めたという方のお話をしました。
そして、ホメオパシーを希望されたんです。
「今は、がんに対して不安とかはないんです。
そういうことよりも、
主治医にいろいろ言われて傷ついたことのほうが大きいです。
それに、兄弟や友人も、手術はしたほうがいいって言ってくるので、
もう何も話さなくなりました。
自分で責任取るって、手術しないって決めたのだから、
周りはいろいろ言わないでほしい」
がんと伝えられ、気持ちの整理もできないまま、手術する流れになり、
ご自身で、治療を選択したいという気持ちも、くんでもらえなかったと、
病院や主治医の対応に憤りを感じています。
また、仲の良かった人も、だれもわたしの気持ちを理解してくれないと感じています。
「どうして、私が、こんな目に合わなくてはいけないんだろうって思います」
今回は、ホメオパシーレメディのStaphysagriaをお出しました。
今後は、体調や心境の変化にともない、レメディを変更していくことになるでしょう。
がんと診断され、ご自身で調べながら、今後の方針をご自身で決めていく。
これは、簡単なことではありませんし、心折れる時もあるでしょう。
これからも、彼女の気持ちに沿っていきたいと思いますが、
ひとつだけ、お願いしたことがあります。
「西洋医学的治療はしたほうがいいって、
医師としては、次回も、また、言わないわけにはいかないかもって思うけど、
それは許してもらえる?」
笑ってうなずかれました。
院長 野口 由美
医学博士(大阪大学)/放射線診断専門医/抗加齢医学会専門医
関西医科大学卒 関西医科大学内科、大阪大学放射線科、九州大学心療内科
日本メディカルホメオパシー学会認定医
大阪大学で医学博士を取得。
内科・心療内科・放射線科での臨床経験を重ねた後、クリニック千里の森を開設。
西洋医学に加え、分子整合栄養医学や伝統医学、補完代替医療を取り入れ、一人ひとりに最適な治療を行っている。
※ご本人の了解をいただき、掲載させていただいています。
趣旨をゆがめない程度に、年齢や性別などの背景を変えたり、
他の患者さんを組み合わせるなどして、実際の症例に変更を加えています。
また、理解しやすいよう、内容を単純にし、処方内容も一部に限定していることをご了承ください。
