バイオメディカル検査とは

バイオメディカル検査を通して、身体のどの部分が、どのようにバランスを崩しているのかを知ることができます。
※検査は海外の検査機関に送付し実施します。このため為替変動の影響を受け価格が変動する場合があります。

毛髪重金属ミネラル検査

毛髪重金属ミネラル検査

私たちの身体には、体外から入ってきた重金属を排泄する機能が備わっています。
ところがその機能が何らかの原因で低下すると、重金属は体内に蓄積してしまいます。
毛髪中に排泄された重金属や必須ミネラルを測定することで、重金属を排出する能力やミネラルバランスを知ることができます。
蓄積量をみているわけではないことに注意してください。
重金属の蓄積については、そのほかの検査とあわせて判断しています。
後頭部数箇所の毛髪を、根元付近から約3cmほど(約50-100本)カットして提出いただく検査です。
くわしくは検査キットに同封されている説明書を参考になさってください。

検査結果サンプル

尿有機酸検査

尿有機酸検査

朝起床直後の尿を提出していただきます。
尿中に排出される代謝産物、有機酸を測定することにより、下記の6点について知ることができます。

1 腸管内に悪玉菌やカンジダ菌、アスペルギルス菌などの真菌が増殖していないかどうか
2 ミトコンドリアのエネルギー産生に問題はないか
3 腸管内に悪玉菌やカンジダ菌、アスペルギルス菌などの真菌が増殖していないかどうか
4 栄養素の欠乏はないか
5 脂肪はエネルギー源として代謝できているか
6 解毒機能に問題はないか

このようなさまざまな観点から解析をおこなうことで、症状の根本原因を特定し治療につなげます。

検査結果サンプル

遅延型アレルギー検査

遅延型アレルギー検査

血液を採取し、120種類の食物についての遅延型アレルギーの有無を知ることができます。

一般的な病院で行われている食物アレルギー検査は、IgEを測定する「即時型フードアレルギー検査」です。
一方、「遅延型フードアレルギー検査」はIgGを測定するもので、「即時型フードアレルギー検査」とは異なります。

即時型アレルギーでは、食物摂取直後から数時間以内に、急なじんましんや呼吸困難などの症状が出現します。
遅延型アレルギーでは、数時間から数日経ってから、頭痛、めまい、うつなどの精神神経症状や、便秘、下痢などの腹部症状、
湿疹、アトピーなどの皮膚症状から慢性疲労など、多彩な症状が出現します。
そのため、遅延型アレルギーは、アレルギーによる症状とは気づかれにくい傾向があります。

遅延型フードアレルギー検査でアレルゲンの可能性が指摘されると、その食材を摂ってはいけないと感じるかもしれません。
また、医師から食材を避けるよう指導される場合もあるでしょう。

しかし、食材を避けるだけでは、根本的な治療にはなっていません。それだけでなく、
むやみな食事制限のために栄養不足を招き、健康被害をもたらす可能性すら指摘されています。

米国や欧州のアレルギー学会および日本小児アレルギー学会は、
「遅延型フードアレルギー検査を元に小児が不要な食事制限をすることは正常な発達を阻害する危険性がある」と指摘し、
注意喚起を行っています。

それでは、遅延型フードアレルギー検査をどのように用いるとよいのでしょう。

遅延型フードアレルギー検査での異常所見は、腸管粘膜が損傷され、リーキーガットの状態にあることを示しています。

リーキーガットとは、腸管粘膜が障害され、細胞と細胞の間にすきまができてしまった状態を指します。
このため、未消化の食材が血中へと漏れ出て、アレルギー症状をもたらすのです。

つまり、遅延型フードアレルギー検査は、リーキーガットの有無とその程度を知り、腸管の状態を把握するために用います。

多くの食材で陽性が出ている場合は、リーキーガットは重度で、腸管の損傷が高度であることを示します。
もしも陽性食材がごく一部であれば、リーキーガットの程度は軽度と考えられます。

遅延型フードアレルギーに対する治療としては、腸管の損傷を治療し、細胞間の隙間をふさぐリーキーガットの対処が必要となります。

唾液コルチゾール検査

唾液コルチゾール検査

1日4回(8時、12時、16時、24時)唾液を採取していただき、唾液中のコルチゾールを測定する検査です。

コルチゾールは、副腎から分泌されるホルモンで、さまざまなストレスから私たちを守っています。

ところが、強いストレスが慢性的に続くと、コルチゾールが過剰に分泌され続け、副腎は疲弊してしまいます。
その結果、コルチゾールの分泌が追い付かなくなり、ストレスに対処できなくなってしまうのです。
これが、副腎疲労(アドレナル・ファティーグ)です。「朝起きられない」、
「寝ても疲れが取れずいつも疲れている」などのさまざまな症状を引き起こします。

通常、コルチゾールの値は朝が最も高く、夕方から夜にかけて低下します。
ところが、副腎機能が低下すると、朝のコルチゾール値が低下するなど、
コルチゾールの分泌パターン(日内リズム)に変化がみられます。

このように、唾液コルチゾール値と日内変動から、副腎疲労の有無と重症度を知ることができます。

総合便検査/GIMAP

総合便検査/GIMAP

便を調べる事により、腸内細菌叢のバランスや、腸管の炎症の有無、消化酵素の分泌程度、腸管免疫の状態などを知ることができます。

良性菌・悪玉菌・
日和見菌のバランス
善玉菌が減少していないかどうか、悪玉菌が存在するかどうかをチェックします。
腸内フローラの善玉菌と悪玉菌とのバランスから、腸内環境の乱れを知ることができます。
カンジダ菌増殖の有無 便の培養検査、あるいは顕微鏡観察で寄生虫、酵母菌の有無を知ることができます。カンジダ菌は真菌の一種で、健康な人の腸にも存在する常在菌です。ところが腸内環境が崩れるとカンジダ菌が過剰に増殖し、身体に炎症やアレルギー症状を引き起こします。
総合便検査/GIMAPによるカンジダ菌の陽性率は低く、カンジダ菌の検出目的には「尿有機酸検査」をお勧めしています。
消化吸収能 消化酵素の量から、腸の消化機能を判断します。
腸の炎症 腸管の炎症の有無や腸管免疫の状態を知ることができます。
腸管免疫能 消化管の粘膜表面に分泌されているIgA抗体を調べます。IgA抗体が低いと免疫能力の低下が疑われ、高い場合は炎症が強く、免疫能が過剰に働いていることを示します。
短鎖脂肪酸 短鎖脂肪酸は、消化吸収・排便を促進し、腸や体のエネルギーとなるほか、炎症を抑え、免疫機能を調整するなど腸管環境を整えるために重要な物質です。
腸管内pH 腸管内のpH値がアルカリ性に傾くと、腸管内の悪玉菌やカンジダが増殖し炎症やアレルギー症状などを引き起こしやすくなります。腸管内が弱酸性を保たれているかどうかを知ることができます。

検査結果サンプル

バイオメディカル検査を
ご希望の方に

バイオメディカル検査は、海外の検査会社に依頼するため、結果判明までに約1ヶ月ほどかかります。
初診時に詳しくお話をうかがったのち、検査が必要と思われる方や、検査をご希望の方には、どのような検査が必要なのか、アドバイスさせていただきます。
すべて自費診療となります。提案した検査をすべて受けなければならないということはありません。
検査キッドお受け取り後のキャンセルはできません。

検査結果をもとに、根本原因にアプローチしながら、治療を組み立てます。

お食事や睡眠などの生活習慣で気を付けていただきたいことをお伝えし、さらには、サプリメントを用いて症状改善を目指します。

他院での検査結果をお持ちの方

他院での検査結果をお持ちの方は、ご持参いただきましたら診察の際、参考にさせていただいております。
その際、検査ごとに解析料金(5,000円~)をいただいています。

オンライン診療にて、どの検査が必要なのかアドバイスさせていただくことも可能です。

また、検査結果判明後の解析、結果説明も行っています。
ご希望の方は、お問い合わせフォームからお申し込みのうえ、希望内容をお知らせください。

クリニック情報

「クリニック千里の森」は、栄養療法・バッチフラワーレメディ・ホメオパシー・催眠療法を用いた、補完代替医療・統合医療の心療内科クリニックです。完全予約制、自由診療となります。

完全予約制 月曜・水曜・金曜(14-17時)祝日休

※電話受付時間:平日 9:00〜18:00

住所
〒565-0874 大阪府吹田市古江台2-10-17
グリーンプラザ千里古江台303号室
最寄り駅
阪急電鉄「北千里」駅徒歩8分

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