28歳の女性です。
10年ほど前から、
深夜2-3時ごろ、腹痛で目が覚めるようになりました。
病院を受診し、検査をしても、
どこも悪いところはありません。
頓服の薬を処方され、
「また、痛くなったら来て」
と言われていたそうです。
ところが、数か月前から、
深夜の腹痛が、頻繁に起こるようになりました。
それも、今までにない痛みのため、
救急車で病院に搬送されるようになりました。
しかし、いろいろ検査をしても、
異常はありません。
「救急車で搬送されるたび、
また来たの?
というような顔をされている気がするんですよね…」
と言われます。
「深夜におなかが痛くなるのも困るし、
救急搬送されるのも嫌だし…。
今日は大丈夫かなって、
夜になると心配になるし…。
検査をしても異常がないのに、
どうしてこんなにおなかが痛くなるのだろう
と思うと、よけい心配です」
と、困り顔です。
知人から、ホメオパシーのことを聞き、
一度試してみたいと、来院されました。
ホメオパシーでは、レメディを選択するために、
症状以外にも、いろいろなお話をうかがいます。
彼女は、几帳面で、
なにごとも、まじめに取り組み、
時間はいつも、きっちりと守りたい人です。
冷え性でお困りで、
病気や健康に対する不安をお持ちでした。
このようなことから、
彼女には、ホメオパシーの
Arsenicum albumを処方しました。
2か月後、
「夜中の腹痛はなくなりました!
今までの腹痛はなんだったのだろうって思います」
笑顔で話してくださいました。
※ご本人の了解をいただき、掲載させていただいています。
趣旨をゆがめない程度に、年齢や性別などの背景を変えたり、
他の患者さんを組み合わせるなどして、実際の症例に変更を加えています。
また、理解しやすいよう、内容を単純にし、処方内容も一部に限定していることをご了承ください。
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