不調の方にも可能な限り、運動をおすすめしています。
運動はストレスを軽減させるだけでなく、ストレス耐性を高め、さらにコルチゾールを調整してくれます。
ただし、疲労感が強すぎて、体を動かすどころではない場合は無理せず、体調がよくなってから、運動していただくことをお勧めします。
運動はコルチゾールを調整する
ストレスがかかっているために、コルチゾールが高い場合は、運動することで下がります。
逆にコルチゾールが低い場合は、運動すると上がるのです。
夕方、仕事で疲れていたけれど、少しだけ運動してみたら、なんだかエネルギーが上がったような、運動して元気になったような、そんな経験をされたことがあると思います。
これは、下がっていたコルチゾールが、運動することで上がったのです。
運動は自律神経を調整する
適度な運動は、交感神経と副交感神経のバランスを整えます。
血圧が低い人は、運動をすることで、血圧が上がりますし、血圧が高い人は下がります。
有酸素運動
有酸素運動は大切ですが、不調の方はあまりやりすぎると異化が進み、筋肉が壊れる方向に進んでしまうため、やりすぎは禁物です。
疲れない程度に、ウォーキング、散歩などを行うとよいでしょう。
筋肉トレーニング
有酸素運動を行ったら、タンパク同化のための筋トレを組み合わせましょう。
筋トレは疲れすぎない程度に行うことが重要です。
運動後に疲労が残るようなら減らしたほうがいいですし、筋肉痛になるのであれば、運動強度が強すぎるのかもしれません。
運動した後にエネルギーが上がり、スッキリした感じが得られる程度がいいのです。
やりすぎは逆効果になりますので注意してください。
ヨガ
ヨガはストレスを軽減し、自律神経を調えるなど、不調の方には特におすすめです。
YouTubeにもヨガの動画がたくさんアップされていますので、気に入ったものを利用すれば、自宅でも行うことができます。
呼吸法
呼吸法は、いつでも、どこでも行うことができる、すぐれた健康法です。
呼吸法を行うことで、自律神経が整い、気持ちが落ち着き、リラックスすることができます。
4~6秒かけて口からゆっくり息を吐き、1秒息を止め、今度は3~4秒かけて鼻から息を吸い、1~3秒息を止め、口から息を吐く、を繰り返します。
ここにあげた秒数は決められたものではありませんので、ご自分にあったペースで行っていただいてかまいません。
全体で10秒でもいいのです。続けられるのであれば1分でも、ご自身にあったペースで続けていただくとよいでしょう。
ぜひご自分に合った運動を見つけてください。
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