以前のコラムで、避けていただきたい食べ物「小麦粉、牛乳、カフェイン」について話しました。
今回は、避けいただきたい食べ物ナンバーワンの「白砂糖」です。
精製された白砂糖だけでなく、白砂糖を使用した食品も避けましょう。
クッキー、チョコレート、ケーキなどのお菓子、スナック菓子、そして菓子パンも要注意です。
砂糖はなぜ避けた方がいいのか
血糖値の乱高下
白砂糖は、血糖値を急上昇させます。
すると、インスリンが分泌され、血糖値は急降下してしまうのです。
そのため、再び低血糖に陥り、さらに甘いものが無性に欲しくなります。
そして白砂糖を口にすると、またまた血糖が急上昇…、という無限ループにはまってしまいます。
このような血糖値の乱高下は、気持ちを不安定にさせ、イライラしたり、抑うつ傾向になったり、強い不安や焦りをもたらします。
さらには、低血糖になるたびに、血糖を上げるホルモンであるコルチゾールを分泌しますので、コルチゾールを無駄遣いしてしまうことも問題です。
腸内環境を悪化させる
カンジダ菌は白砂糖が大好きで、砂糖が豊富に手に入る環境で増殖します。
カンジダ菌が増殖すると腸管を傷つけ、その結果リーキーガット症候群(腸漏れ症候群)を引き起こし、栄養素の吸収不良がおこるのです。
「甘いものを、ものすごく食べたくなる」「甘いものがどうしてもやめられない」のは、カンジダ菌の「砂糖を欲しいー!」という命令に逆らえなくなってしまっている状態です。
カンジダ菌の増殖を抑えるためには、砂糖を極力避けることが最も重要です。
料理には何を使う?
料理に用いる場合は、白砂糖ではなく「みりん」をお勧めしています。
そのほか、ビタミンやミネラルが含まれる「てんさい糖、きび砂糖」を使っていただくとよいでしょう。
三温糖は茶色なので、体によさそうですが、白砂糖と同じ精製糖で、ミネラルやオリゴ糖などは含まれていません。
茶色なのはキャラメル色素によるものです。
はちみつ
甘味が欲しいときは、はちみつやメープルシロップを使ってみてください。
はちみつの糖分であるブドウ糖と果糖はともに単糖類で、これ以上分解する必要がありません。
食後約20分ほどで吸収され、消化の負担がなく、すばやくエネルギーに変換されることから、胃腸機能が低下している方には最適です。
さらにミネラルや酵素を豊富に含むことから、低血糖対策の補食としてもおすすめなのです。
ただし、市販されているもののなかには、ぶどう糖果糖液糖などを加えたはちみつも販売されており、注意して選ぶ必要があります。
加糖はちみつでは、低血糖を防ぐどころか、急激な高血糖を引きおこし、補食としての意味がありません。
できれば、無農薬の畑のそばで採取されたはちみつがいいのですが、そこまで詳しい情報を得ることは難しいかもしれません。
信頼できる養蜂園や養蜂場、養蜂家さんから直接購入するのがいいと思います。
院長 野口 由美
医学博士(大阪大学)/放射線診断専門医/抗加齢医学会専門医
関西医科大学卒 関西医科大学内科、大阪大学放射線科、九州大学心療内科
日本メディカルホメオパシー学会認定医
大阪大学で医学博士を取得。
内科・心療内科・放射線科での臨床経験を重ねた後、クリニック千里の森を開設。
西洋医学に加え、分子整合栄養医学や伝統医学、補完代替医療を取り入れ、一人ひとりに最適な治療を行っている。
