熟睡するためには、たいせつなのは寝る前だけではありません。
実は、朝、おきたときの習慣も大切なのです。
朝のポイントは「体内時計のリセット」です。
人の体内時計は1日24時間ではなく、24時間と十数分あるため、リセットしなければどんどんずれてしまうのです。
今回は、毎朝、体内時計をリセットさせる3つの方法をお話ししていきましょう。
毎朝、同じ時間におきて、毎日、同じ時間に寝る。
体内時計のずれをリセットできるのは朝です。
前日夜の就床時間が遅くなったとしても、起きる時間はできるだけ一定に保つことをお勧めします。
朝おきたら、朝日を浴びる。
朝おきたら、カーテンを開けて、朝日を浴びることは重要です。
窓を開け、ベランダに出たり、お庭に出るなどして、太陽の光をからだ全体で感じてみましょう。
朝日を浴びると、メラトニンがリセットされ、このリセット刺激をもとに、夜になると自然にメラトニンが分泌されるのです。
できれば室内にいるよりも、少しでも外に出たほうがよいでしょう。
曇りの日でも外に出たほうが太陽の光を浴びることができます。
朝に数分でも散歩できるとなおよいでしょう。
副腎疲労の方は、朝、なかなかおきられない方も多いと思います。
一度おきて朝日を浴びて、「やっぱりおきられない、無理」と思ったら、もう一度お休みしてもいいと思います。
朝食は卵、納豆、味噌汁からタンパク質をとる
朝食をとることも刺激となり、体内時計はリセットされます。
さらに、朝食にとったアミノ酸のトリプトファンが、セロトニンに変化し、さらに夕方にメラトニンに変換されることで、自然に眠くなるのです。
トリプトファンは、味噌汁、納豆、卵からとることができます。
「トリプトファンをとるために毎朝、牛乳を飲んでいます」という方がいらっしゃいますが、トリプトファンは牛乳だけに含まれているものではありません。
乳製品はなるべく控えて、味噌、大豆の朝食を取っていただくことをおすすめします。
乳製品を控えたほうがよい理由については、
のコラムで解説しています。
参考になさってください。
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