第15回日本ホメオパシー医学会大会に出席しました。
朴澤孝治先生が講演された、
スギ花粉症に対するホメオパシー治療報告が印象に残りました。
スギ花粉症に対して、ホメオパシーを使用した症例と、抗アレルギー剤のみで治療した症例を、
4年にわたり経過観察された結果をまとめたもので、大変興味深い内容でした。
スギ花粉症に、スギ花粉のレメディJapanese cedar pollenが有効であることは、
ホメオパシー医学会の中ではよく知られていますが、
今回は、その効果を数字で明瞭に示されたことに意味があります。
ホメオパシー症例は、アレルギー症状の強い場合、自由に抗アレルギー剤を併用できるのですが、
ホメオパシー症例は、抗アレルギー剤のみの症例と比べて、
有意差を以て抗アレルギー剤の使用量が少なかったのです。
これは、医療費の抑制にもつながる重要な結果だと思います。
ホメオパシー症例のなかで、症状をよくコントロールできた割合は、
1年目で30%、2年目で41%、3年目で60%、4年目で81%という結果でした。
1年目で効果が低くとも、時間がたつほど効果がみられている症例が多く、
4年目には8割の人が良好な結果を得られていたのには驚きました。
ホメオパシーを開始してすぐに、効果が思ったほどなかったとしても、
あきらめず続ける方がいいのではと、朴澤先生はおっしゃっていました。
また、最終的に、ホメオパシーも抗アレルギー剤も必要なくなり
治療を終結したものが、45%という数字にも驚きました。
クリニック千里の森でも、スギ花粉のレメディJapanese cedar pollenを扱っています。
花粉症で治療された方はみなさん、非常に楽になったと言われています。
そういえば、日本ホメオパシー医学会理事の帯津良一先生、板村論子先生が
こんな本を書いておられます。
◆「花粉症にはホメオパシーがいい」風雲舎
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