睡眠不足の時は、甘いものをたくさん食べたくなったり、
太りやすいと感じたことはないでしょうか?
実は、睡眠不足は食欲増進につながることがわかっています。
睡眠時間が短くなると、
食欲増進ホルモンであるグレリンの分泌が増え、
食欲抑制ホルモンであるレプチンの分泌が低下します。
その結果、空腹感や食欲が増してしまうのです。
グレリンは胃から分泌されるホルモンで、
脳の食欲中枢を刺激して、食欲を増進させます。
グレリンは、空腹時、体内のエネルギーが不足した時に、
エネルギーの補充を促すために分泌されるホルモンですが、
睡眠不足になると、このグレリンの分泌量が増加することがわかっています。
一方、レプチンは脂肪細胞から分泌されるホルモンです。
脳の満腹中枢を刺激し、食欲を抑えます。
レプチンは、体の栄養状態を脳に伝え、
食欲の調節などの役割を担っているのですが、
睡眠不足になると、このレプチンの分泌量が減少することがわかっています。
睡眠不足の状態が続くと、食欲が過剰に増大し、
無意識に必要以上のカロリーを摂取しようとするのです
さらに、
「睡眠不足の人は、
ケーキやクッキー、アイスクリームなどのスイーツや、
ポテトチップスやナッツなどの塩気の強いもの、
パンやパスタなどの炭水化物が食べたくなる、
という傾向がみられた」
との報告もあります。
睡眠不足のとき、甘いものが食べたくなるのは、私だけではなかったようです。
不眠は肥満につながるだけでなく、
高血圧、糖尿病への影響も指摘されています。
睡眠は、食事や運動と同様に気を付けたい、
大切な生活習慣のひとつです。
※睡眠について、下記の記事でも解説しています。
ぐっすり眠れる8つのポイント
寝る前のお酒
よい睡眠は朝食から
院長 野口 由美
医学博士(大阪大学)/放射線診断専門医/抗加齢医学会専門医
関西医科大学卒 関西医科大学内科、大阪大学放射線科、九州大学心療内科
日本メディカルホメオパシー学会認定医
大阪大学で医学博士を取得。
内科・心療内科・放射線科での臨床経験を重ねた後、クリニック千里の森を開設。
西洋医学に加え、分子整合栄養医学や伝統医学、補完代替医療を取り入れ、一人ひとりに最適な治療を行っている。
