栄養療法

風邪をひきやすい人にビタミンD

前々回から、疲れやすくて、風邪をひきやすい
という女性の話を紹介しています。

風邪をひきやすくて【前編】
風邪をひきやすくて【後編】

治療を始めてからは、風邪をひかなくなり、
花粉症も楽になりました。

これは、ビタミンDの効果が表れているのかもしれません。

インフルエンザや、ウイルス気道感染症の予防に、
ビタミンDが有効であるという結果が報告されています。

また、ビタミンDは、免疫を調節して、アレルギー反応を抑えるなど、
花粉症の症状を和らげることが知られています。

このように、重要な働きをするビタミンDですが、
実は、私たちの体内でつくられています。

皮膚が紫外線を受けることにより、ビタミンDは生成されます。

屋内にいて、窓越しに日光に当たっても、ビタミンDは生成されません。
曇りの日でも、屋外に出る方がいいのです。

紫外線は季節によって届く量が異なります。
このため、体内でつくられるビタミンD量も、季節ごとに変化しています。

夏は紫外線が強いので、ビタミンDの血中濃度は高くなり、
反対に、冬は紫外線が弱いため、血中濃度は低くなります。

冬にインフルエンザが流行するのは、
血中のビタミンD濃度が低い人が多くなるためではないかとも言われています。

ビタミンDは、人の体内でつくられるほか、食材からも摂取しています。

ビタミンDが豊富に含まれる食材は、
紅鮭、しらす干しや椎茸などのキノコ類です。

風邪をひきやすい方、花粉症の方は、
これらの食材を積極的にとるとよいでしょう。

この文章を書きながら、植木屋さんのひとことを思い出しました。

「僕ら植木屋は、日焼けしないとだめなんです。
日焼けすると、皮膚が強くなるんですよ。

日焼けしてると、毛虫にやられても、ひどいことにはならないんです。
日焼けしないと、仕事にならんのです」

話を聞きながら、これも、ビタミンDの働きなのかなと思ったのでした。

※ご本人の了解をいただき、掲載させていただいています。
趣旨をゆがめない程度に、年齢や性別などの背景を変えたり、
他の患者さんを組み合わせるなどして、実際の症例に変更を加えています。
また、理解しやすいよう、内容を単純にし、処方内容も一部に限定していることをご了承ください。

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