クリニックで患者様とお話ししていると、自分のことよりも、他人を優先させておられる方が多いことに驚きます。
自分のことはいつも後回し。
これでは、自分自身がかわいそうですね。
まず、自分自身を満たす。
「他人からどう見られているのかを気にしてしまう」
「他人の評価が気になる」
こんなふうに、いつも他人の目を気にしていると、自分らしさを表に出せなくなってしまいます。
さらには、自分らしさを見失ってしまうかもしれません。
「他人の機嫌が悪くなると、自分のせいではないかと思ってしまう」
「場の雰囲気が悪くなると、明るくしなければと思ってしまう」
他人の機嫌を気にしたところで、機嫌がよくなるかどうかは、相手の気分次第です。
他人の気持ちには敏感だけど、自分の本当の気持ちに気がついているでしょうか?
自分の気持ちは自分次第なのです。
自分をいたわり、自分を満たしてあげればハッピーになりますよね?
自分自身が満たされていて、幸せが溢れてこそ、他人に手を差し伸べる余裕が出てきます。
何をするにも、まず「自分の幸せが一番!」と知っておきましょう。
ミスをした自分に厳しいダメだし、していませんか?
失敗をしてしまった自分に、厳しいダメだしをしていませんか?
「こんなことしちゃうなんて、自分って最悪!」
「なにやってんだよ、ダメじゃないか」
これでは、厳しい上司のようです。
こんなふうに考えてみてください。
失敗したのが、会社の同僚だった場合、あなたは何と声をかけますか?
同僚のミスに対して、厳しくダメだししたりはしませんよね。
他人には「大丈夫だよ、気にしないで」って言えるのに、自分には、カミナリ部長レベルに叱ってしまう。
なんだかおかしいですね?
他人に対するのと同じくらい、自分を優しく、いたわってあげましょう。
「自分だけの時間」を作ってみましょう。
自分に優しく、いたわるって、なにをどうすればいいのでしょう。
「自分だけの時間をもつ」というのも、自分をいたわる方法のひとつです。
「自分だけの時間」を作ってみましょう。
1日のうち、数分、数十分でもいいのです。
一日に数分でも、自分だけの時間を持つことで、一日に一回、他人軸から自分軸に切り替え、リセットすることができます。
できれば、「自分だけの空間」も持てるといいですね。
だれにも邪魔されず、安心して、自分の好きなことをできる場所です。
「そんな場所は家の中にはありません」と思われるかもしれません。
数分だけ、リビングのテーブルの一角に作るのでもいいのです。
会社や自宅近くのカフェのテーブルでもいいですね。
それなら、できる気がしませんか?
落ち着けるカフェを見つけてもいいかもしれません。
好きなことをできる自分だけの時間
「自分だけの時間」と、「自分だけの空間」で、あなたは何をしますか?
他人のことを考えたりしないで、自分のことだけ、自分の好きなことだけを考えましょう。
疲れてしまう人、不調で悩んでおられる方は、いつも家族や他人のことを優先して、自分のことを顧みる時間を持つことができていません。
自分だけの時間、自分を大切に扱う時間をもつことができると、少なくともその間だけは、他人のことを気にしないで、自分のことだけを考えることができます。
自分のことだけを考えて、好きなことをしていると、リラックスしている自分に気づくでしょう。
そして、自分のことと同様に、他人のことも考え、手を差し伸べる気持ちの余裕が生まれます。
ご自分が満たされると、他人の幸せをこころから喜ぶことができますが、不満でいっぱいのときに、他人の幸せを喜ぶ余裕はもちにくいのです。
まず、自分を満たしてあげましょう。
ご自分が楽しいこと、幸せを感じることをはじめていきましょう。
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