43歳の主婦の方です。
子宮頸がんと診断され、手術が必要と言われたのですが、
どうしても手術は嫌だと断ったのだそうです。
主治医から、
「そういう勝手なことを言うなら、僕はもう診ない」
と言われ、手術も、病院も、主治医も、
なにもかもが嫌になったと言われます。
「主治医の診察が、流れ作業のような、事務的な感じで、けっこう冷たいんです。
私の気持ちなどおかまいなしに、さっさと手術日を決められてしまって…、
ほんとうにひどいです!」
「ご自身で治療方針を決める」という姿勢は、とても立派です。
ご自身のことなのだから、他人に任せてしまっていいはずがありません。
ただ、お聞きした限りでは、
病気について正しく理解して、治療を選択したというわけではなさそうです。
そこで、今後、ご自身で正しい選択をしていただけるよう、
子宮頚がんとその治療法についてお話しし、
「手術をしないと、今後どういうことがおこりうるのか」
についても、説明を加えました。
そのうえで、(こんなことを言われるのは嫌かもしれませんが)
医師の立場としては、西洋医学的な何らかの治療をしたほうがいいことも伝えました。
「話はよく分かったけど、手術も、化学療法も、放射線治療もやっぱりいや」
という結論でした。
そして、ホメオパシーを希望されました。
この診察の後半は、次回に続きます。
※ご本人の了解をいただき、掲載させていただいています。
趣旨をゆがめない程度に、年齢や性別などの背景を変えたり、
他の患者さんを組み合わせるなどして、実際の症例に変更を加えています。
また、理解しやすいよう、内容を単純にし、処方内容も一部に限定していることをご了承ください。
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