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死産を経験した私だからこそできること

前回から一年後、綾子さんが来院されました。
あれから、綾子さん自身に、大きな変化が訪れていました。

綾子さんの友人から、仕事を手伝ってほしいという話が舞い込み、
綾子さんは協力するようになったのです。

友人からの仕事の依頼

友人は、ハンドメイドの教室を持つ知人の依頼で、
簡単なホームページを作ったことがきっかけとなり、
多くの依頼を受けるようになりました。

けれども、実のところ、デザインや写真撮影などはよくわかりません。
そこで、知識のある綾子さんに、ぜひ力になってほしいという依頼でした。

実は、綾子さんは、ずっと前から、そのような仕事をしてみたいと考えていました。

通常であれば、すぐにでも返事をしたいところです。

けれども夫は病気療養中。

仕事以外にそんなことしてもいいのかな…。

どうしようか、迷ってしまいました。

友人は、そんな綾子さんの様子を以前から気にかけていました。

綾子さんの得意なことなら、気分も変わるのではないかと思ったことも、
声をかけた理由の一つだったのです。

綾子さんは、無理のない範囲で、手伝うようになりました。

すると、さまざまなポジティブな感情を抱くようになりました。

教室では、ホームページ制作後、生徒さんが徐々に増えていきました。

そして、公園や神社境内などで開かれるハンドメイドマルシェに参加したり、
ウエブサイト上でも作品を販売するなど、
さまざまな活動を行うようになります。

そのたびに、綾子さんは、SNS上で告知するだけでなく、
実際に足を運んで、お手伝いもしました。

多くの人に必要とされている感覚は、とてもうれしいものでした。

ホームページを依頼者に気にいっていただくことはもちろんのこと、
その後、多くの人がサイトを訪れて作品を購入してくださったり、
はたまた教室に加入してくださったり、
教室の発展のきっかけつくりに一役買っていることにも、やりがいを感じました。

うつ病の夫は自宅療養が続く

「一方、うつ病の夫は…、なにも変わりありません。

よくなったり、悪くなったりで、いっこうに病状は変わっていないんです。

こんな状況の中で、こんな副業みたいなことしていていいのかな、とも思います。

主人を放置しているのではないか、
主人のために何もできていないのではないか、
何もしてあげられていないのではないか、
そんな気持ちにおそわれます。

実際、何もできていないし、何もできていない自分に、無力感さえ感じます。

でも、結局は、本人がよくなろうとしないとだめだとも思うんです。

かえって、私が、いろいろ世話するのがいけないのかと思うことだってあります。

全部準備しておいてあげると、
やってあげるのが当然みたいになって、
あれやっていなかった、とか、できていなかったと
責められる原因になったりもします。

病気だとしても、発達障害だとしても、
できることは、自分でやってもらうほうがいいんじゃないかとも思うんです」

「日常で、主人と気持ちを共感しあえないことにイラつきます。

これいいね、とか、こういうのはいやだねとか、
そういう価値観がずれているところ、
そのずれがどんどん大きくなっているように感じます。

まわりのご夫婦は、二人で買い物に出かけたりして、協力しあっているのに、
うちはそうじゃない。
なんで、自分だけこんな状況になってしまうのだろうかと、怒りすら感じます。

それに、主人の状態が悪くなると、自分も引きずられて、落ち込んでしまうのもいやです。
どうにかしないとって思います。

今この状況で、私がうつになったりするわけにはいかないんです。

病気もできないし、
かぜだってひくわけにはいかないし…、
私が倒れたらおしまいだって思います。

会社で仕事しているときや、ホームページに集中しているときは、気持ちが変わります。

でも、帰宅すると、いつものように、
何の変化もないうつ病の主人がどよよーんってしていて、
それ見ると落ち込みます。

そういうとき、いろんな感情がわーって沸き起こって、混乱してしまって、
うまく自分の気持ちをコントロールできません」

バッチフラワーレメディを選んでいきましょう。

ご主人の状態が悪くなると、自身も引きずられて、落ち込んでしまう。

これは、同居する家族の方の多くが抱く悩みです。

ゲンチアナを選びましょう。

「なんで、自分だけこんな状況になってしまうのかと、怒りすら感じます」

ホリーですね。

自分の気持ちをコントロールできないときには、チェリープラムが必要です。

レスキューレメディを使ってもいいと思います。

主人を放置してしているのではないか、
何もしてあげられていないのではないか、
と自分を責める気持ちに対しては、パインを用います。

死産を経験した私だからこそできること

ご主人の自宅療養が長引く中、
綾子さんは、ご自身で新たな仕事を開拓されました。

気持ちをコントロールしたり、
仕事に集中するのが難しいこともあったと思います。

それでも、続けてこられたところは立派です。

新たな仕事を通して、生きがいを感じると言われ、
それは本当によかったことでした。

同時に、療養中のご主人に対して、何もできていない無力感も感じておられます。

「死産の後からずっと、こんなわたしだからこそ、なにかやるべきことがあるのかな、
それはなにかなってずっと考えてきました。

もしかすると、このホームページを作ったりする中で、
それは生まれてくるのかな、
それはなんなのかわかってくるのかなという気がしています」

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※ご本人の了解をいただき、掲載させていただいています。
趣旨をゆがめない程度に、年齢や性別などの背景を変えたり、
他の患者さんを組み合わせるなどして、実際の症例に変更を加えています。
また、理解しやすいよう、内容を単純にし、処方内容も一部に限定していることをご了承ください。

クリニック情報

「クリニック千里の森」は、栄養療法・バッチフラワーレメディ・ホメオパシー・催眠療法を用いた、補完代替医療・統合医療の心療内科クリニックです。完全予約制、自由診療となります。

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