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流産の後、まわりからのひと言がつらい

流産や死産を経験された方を慰めようとかけた言葉が、かえってつらく悲しい気持ちにさせてしまうことがあります。
それだけでなく当事者の方が、相手に気を使わせてはいけないと恐れるあまり、表面をつくろうなどして、エネルギーを消耗していることもあるのです。

今回は、流産を経験され、その後、まわりから掛けられる言葉に、曖昧な笑顔で対応するしかなくてつらいという方に、バッチフラワーレメディを用いた経過をご紹介します。

また、もう一点、会社で頑張りすぎと言われるという相談も受けました。

皆さんの職場では、誰かがやらないと職場が回っていかない仕事ってありませんか。
そのような仕事をどのようにされているでしょう。

「だれもしないのなら自分がやってもいいかな」と考えて仕事をしていた方が、バッチフラワーレメディを用いて、考え方の変化に気づかれる経過をご紹介します。

頑張りすぎと言われます

38歳の会社員、綾子さんが、バッチフラワーレメディを希望して来院されました。

「会社の先輩や、仲良くしている同僚から指摘されたことが、とても気になっています。
先輩からは、『頑張りすぎだよ』って言われて、
同僚からは、『人の分まで仕事してない?』って言われました。

『周りの人の仕事をやってあげたり、それだけじゃなく、上司の仕事までやってあげてない?
その割に、周りからも上司からも、そのことをちゃんと評価されてないんじゃないの』
って言われたんです。
自分では、まったく気にしていなかったんですけど、そういわれてみると、たしかにそうかもしれないなぁと思って…」

どんな仕事をしてあげたのですか?

「その仕事を誰かがしないと、職場がまわっていかないんですね。
でも、誰もやらないんです。
それなら、私がやってもいいかなって思うんです。
私がやらないとだれもしないし、誰もやらないと職場は回っていかない。
私がやれば職場は回っていくのだから、それならやっておいてもいいかなと思って」

私はすぐに、バッチフラワーレメディのセントーリーを考えました。
セントーリーの方は、おとなしく従順で、人がいいため、他人からうまく利用されてしまう傾向があります。
人柄が良く、やさしい性格のゆえに、押しの強い性格の人に付け込まれてしまうのです。

「私がやらないと誰もしないので、職場は回っていかないし、それだとみんなが困るから、
私がやっておけば職場は回っていくんだし、それなら私がやってもいいかなと思って」
これは、セントーリーの方からよく聞く発言です。
こんなふうに考えて動いてくれる、セントーリーの良心に、みんなが寄りかかってしまうのです。

しかも、セントーリーの人はもともと有能です。
仕事もきちんとやってくれるので、さまざまな仕事を任せられ、次第に多くの案件を抱え、疲れ果ててしまいます。

綾子さんに、このような一面はないでしょうか?と尋ねますと、
「そんなこと、考えたこともありませんでした。
でも、たしかに、そういうところあるかもしれません。
みんながやらないことをすれば、みんなのためになります。
大したことでもないんだし、いいことだと思っていました。
でも、気を付けなければいけないこともあるんですね。
はじめて気が付きました」
と言われます。
セントーリーを用いることで、どの程度他人に奉仕するべきかをわきまえることができます。

流産後、まわりの言葉がつらい

「それから、もうひとつ、気になっていることがあって…。
私、何度も流産していて、子供はいないんです。

流産の後、『子供はまたできるよ』とか、『大丈夫だよ』とかって、たくさんの人に言われるんですけど…、自分の中では、子供のことはもういいって思っていて、気持ちの整理がついたところなのに、そんなことをいろんな人から言われるんです。

言ってる人は悪気があって言ってるわけではないので、『そのことはもういいよ』っていうのも、なんだか投げやりだから、ニコニコしてあいまいに返事するんですね。
それがとてもつらいんです。
かといって、変に、自分の思っていることをまともに返答しちゃうと、相手が困るかなと思って…、
それで結局、ニコニコして、あいまいに言葉を濁して返事するのがつらいんです」

何度も流産されたとは、本当につらい経験をされたのですね。
周りの方の言葉は、悪意はないとはいえ、
『子供はまたできるよ』って、できないかもしれないし、また流産するかもしれないし…。
『大丈夫だよ』ってぜんぜん大丈夫じゃないし…。
そのような気持ちを抱きながらも、なお、相手のことを慮って、ニコニコしてあいまいに返事すると言われています。
しかも、「それがつらいんです」と言われて、本当につらくなりました。

悪意がないとはいえ、もし、許せないと感じることがあったのなら、許さなくてもいいんですよ。
自分のことは、もっと優しく大切に扱ってあげてもいいのかなと思います。

このエピソードからは、バッチフラワーレメディのアグリモニーを考えました。
アグリモニーの人は、内心の悩みとは裏腹に陽気にふるまい、何も問題がないかのような印象を与えます。
このため、周囲の人がこの方の不安や悩みに気づくことはありません。
アグリモニーは、他人に気兼ねすることなくコミュニケーションをとれるよう助けてくれるでしょう。

綾子さん、本当にいい人ですよね。
お話をうかがっていると、優しい人柄がとてもよく伝わってきます。
そんな綾子さんらしさを失うことなく、他人に搾取されることのない力を高めていけるよう、バッチフラワーレメディのトリートメントボトルをお作りしました。

再診:考え方が変わりました

1か月後の再診です。
「しんどいと思うことがなくなりました。
疲れることもなくなって…、やっておこうと思うことは全部できるようになりました。
それで、以前は、とても疲れていたってことに気がつきました。
それに、すごくよく眠れるようになりました。

悩みを抱えてつらいっていうことがなくなりました。
周りの人に気を使う感じも、以前と比べると減ったと思います。
もし、気を使うような場面だったとしても、前ほど、気にしなくなりました。

それに、考え方が変わりました。
以前は、他人にわかってもらえないなら仕方ないって思っていました。
わかってもらえないなら、わかってもらえなくてもいい。
それが、今は、わかってもらえないなら仕方ないなんて気持ちじたいが出てこなくなりました。

以前、よくいろんな人から『あなた頑張りすぎよ』って言われていました。
頑張ることが悪いことみたいに言われるんですけど、頑張ることって悪いことじゃないですよね。
なんでそんなこと言われるのかな?と思っていたけど、よくいわれるから、頑張りすぎはよくないと思っていたんです。
でも今は、自分が元気で頑張れるなら、頑張ってもいいと思えるようになりました。
だから、自分がやっておいた方がいいと思っていて、自分が負担じゃないのなら、さくっとやっておこうって思います。

バッチフラワーレメディをとっていると、気にしていることや、悩みがあったとしても、そんな悩みよりも重要なことの方に気持ちを向けてくれる気がします。
悩んでいても、気が付いたら、もっと大切なことの方に気持ちが向いていて、悩むことが減ったと思います」

一か月後、来院されましたので、その後の経過もご覧になってください。

※本記事「流産の後、まわりからのひと言がつらい」と、次回の「モラルハラスメント夫」、「死産を乗り越えて」は、「主人にイライラするんです」と「妊娠中のバッチフラワーレメディ」をもとにして、大幅に加筆修正を加えまとめたものです。

 

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※ご本人の了解をいただき、掲載させていただいています。
趣旨をゆがめない程度に、年齢や性別などの背景を変えたり、
他の患者さんを組み合わせるなどして、実際の症例に変更を加えています。
また、理解しやすいよう、内容を単純にし、処方内容も一部に限定していることをご了承ください。

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