新型コロナウイルス感染が拡大しています。
中国だけでなく、様々な国や地域で感染が確認され、日本でも感染者の報告が相次いでいます。
人から人への感染が確認され、症状のない人からもウイルスが検出されるなど、一人ひとりの感染対策がますます重要になっています。
そこで今回は、感染予防対策と、免疫力を上げるポイントについて確認していきましょう。
石鹼手洗い、アルコール殺菌は有効
コロナウイルス感染予防には、石鹼による手洗い、アルコール殺菌が有効です。
擦式アルコール手指消毒薬も新型コロナウイルスの消毒に有効とされています。
ドアノブなどにウイルスが付着している場合、それらに触れることで拡散の危険性があり得ます。
ドアノブのほか、スイッチ、エレベーターのボタン、タッチパネルや椅子、テーブルなども、不特定多数の人が触れる箇所です。
特に、電車や職場など、人が大勢集まる環境では注意が必要です。
排泄物からの感染に注意
トイレでは、排泄物からの感染にも注意した方がいいかもしれません。
SARSやMERSでは感染者の便からウイルスが検出されています。
新型コロナウイルスについては、まだ明らかになっていないことが多いのですが、新型コロナウイルス感染者に下痢や嘔吐の症状がみられており、便などの排泄物からの感染も否定はできません。
トイレや洗面所の清掃、除菌の際には、スイッチ類やレバー、床や壁にも留意しましょう。
充分な睡眠と栄養は必須
家の中では暖かくして、加湿器などを用い、適度な湿度に保つ工夫も必要です。
充分な睡眠と栄養をとることも、抵抗力を高める重要なポイントになります。
感染対策に重要な働きをする栄養素について、「感染予防対策で気を付けたい6つの栄養素」で解説しています。
運動習慣は免疫力を上げる
実は、運動は感染予防として非常に重要です。
ウイルスが体内に侵入した際、最初に戦う免疫細胞(NK細胞)は、運動習慣によって増加することがわかっています。
また、運動頻度の高い人ほど、風邪をひく日数が少なく、重症度も低いという結果も出ています。
運動習慣としておすすめなのは、軽い有酸素運動です。
日常生活でできること、たとえばエスカレーターを使わず階段を上る、車を使わずなるべく歩く、などからはじめてみるのもいいと思います。
運動に関する下記の記事も参考になさってください。
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できるだけ人混みを避ける
自宅であっても、定期的に窓を開けて外気を取り入れることは必要です。
二か所以上の窓を開けることで、自然風圧により空気が吹き抜けます。
多くの人が集まる場所、換気されていない場所には近寄らないようにします。
人が集まる場所に出向く場合は、人と人との間隔を開けるなど、密集しないようにする工夫が必要です。
近距離での会話を避け、やむを得ない場合はマスクを使用します。
これらの注意点は、ご自身が感染しないようにするためだけではありません。
もしかすると、感染しているけれども、軽症もしくは無症状のため、本人が全く気づいていない場合もあるでしょう。
そうなると、知らず知らずのうちに、周りの人に感染させてしまう可能性がでてきます。
本人は軽症であったとしても、感染された方が重症化することもありえます。
症状はなくても、大勢の人が集まる場所は避けたほうがいいでしょう。
※今回の関連記事です。
感染予防対策で気を付けたい6つの栄養素
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