最近の流行は糖質ゼロです。
多くの製品に糖質ゼロの商品が発売されています。
「糖質ゼロ ビール」と「ビール」が並んでいたら、なんとなく、ゼロのほうを選びたくなりまませんか。
「選べるなら、糖質ゼロを選びたい」気がするし、
「糖質ゼロを選ぶ自分はイケてる」感じがしますよね。
糖質ゼロビール
糖質ゼロビールを例に取ってみましょう。
糖質ゼロビールは、ビール原料のなかの糖質成分を極力減らす一方、ビールの味、風味を作るため、さまざまな添加物を用いて、ビールに近い風味を再現しています。
このような多くの添加物を使用した飲み物が、からだにとっていいとは考えにくいでしょう。
糖質ゼロのスポーツドリンク
糖質ゼロのスポーツドリンクも多いです。
運動するのだから、糖質ゼロにこだわりたくなる気持ち、わかります。
糖質ゼロなのに甘く感じるのは、多くの商品に人工甘味料が用いられているためです。
人工甘味料は、腸内細菌叢を変化させ、血糖コントロールを乱すとの報告がなされています。
運動中に、糖質ゼロのスポーツドリンクを摂るということは、健康に良い運動をしながら、からだに悪影響を及ぼす可能性のある食品をとるということです。
これでは、よいことをしているのか、悪いことをしているのかわけがわかりません。
人工甘味料が使われるのにはわけがある
企業が人工甘味料を使うのにはわけがあります。
人工甘味料を使えば糖質ゼロを謳うことができます。
糖質ゼロは、私たち消費者にとっては魅力的に映り、購入を促すことにつながります。
さらに、砂糖を用いるよりも、人工甘味料は数十倍、数百倍も安価なことをご存知でしょうか。
企業側にすれば、人工甘味料の方が格段に安いのですから、使わない手はありませんよね。
このように糖質ゼロは、企業にとって願ったりかなったりのブームなのです。
しかし、人のからだにとってはいいことではありません。
糖質ゼロが流行っているからといって、むやみに糖質ゼロに飛びつくのは危険です。
成分表示を確認し、企業戦略や流行に流れないよう、賢い買物を心がけたいものです。
院長 野口 由美
医学博士(大阪大学)/放射線診断専門医/抗加齢医学会専門医
関西医科大学卒 関西医科大学内科、大阪大学放射線科、九州大学心療内科
日本メディカルホメオパシー学会認定医
大阪大学で医学博士を取得。
内科・心療内科・放射線科での臨床経験を重ねた後、クリニック千里の森を開設。
西洋医学に加え、分子整合栄養医学や伝統医学、補完代替医療を取り入れ、一人ひとりに最適な治療を行っている。
