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怒りも悲しみも感じていい

コラム

「泣いたり、怒ったりして、感情をだすことはよくないことです」

クリニックでは、このようにおっしゃる方を多く見てきました。

 

子どものころ、親から「泣くな」「怒るな」と言われてきたため、感情を出すことはいけないことだと思っておられるのです。

 

悲しみだけでなく、うれしいことすらわからなくなる

常に感情を感じないように抑えていると、自分の悲しみや苦しみを感じなくなってしまいます。

 

それだけではありません。

うれしいこと、楽しいことまでわからなくなってしまうのです。

 

自分が感じていることがわからなくなると、自分は「何が好きなのか」「何を選択したいのか」すらわからなくなり、自分の進むべき道も見えなくなってしまいます。

 

悲しみは体の中にたまっていく

さらにこわいことがあります。

辛く苦しい気持ちを感じないように抑えていると、その気持ちはからだの中に蓄積していきます。

そして、悲しみのコップの中にどんどんたまっていくのです。

すると、いつしか、コップからわぁーっとあふれ出て、それが、不安や抑うつとしてあらわれるのです。

自分の感情を否定しない

自分が今、感じている感情を否定しないで、「私は今、何々と感じているな」と認めてあげることがたいせつです。

 

もし抗議できない状況であったり、怒りを表に出せないときは、「自分は今、怒っているな」と自分の感情を確認する、それだけでもいいのです。

 

自分の感情は大切なメッセージです。

 

あなたが、何が好きで、何が嫌いなのかを示しています。

 

嫌なことを避け、好きなことを選ぶためにも、否定的な感情も必要なことを知っておきましょう。

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クリニック情報

「クリニック千里の森」は、栄養療法・バッチフラワーレメディ・ホメオパシー・催眠療法を用いた、補完代替医療・統合医療の心療内科クリニックです。完全予約制、自由診療となります。

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