医療用サプリメントと市販品はどこが違うの?【中編】

前回、医療用サプリメントと市販品とは、
原材料の品質と含有量が異なることをお話ししました。

今回は、両者の製造工程の違いについてお話しします。

医療用サプリメントは、GMP規格という、
医薬品を製造するための、厳しい工業規格を厳守して製造されていますが、
市販品は食品扱いとなり、食品工場で製造されます。

医療用サプリメントは、
成分や栄養素を壊さないよう、低温乾燥を行って製造していますが、
市販品は一般に、高温で一気に乾燥させるため、
高温に弱い栄養素は壊れてしまう可能性があります。

さらに、医療用サプリメントは、
最終完成品にすべての成分が、均質に含有されていなくてはなりません。

このため、完成品に表示量が入るように、あらかじめ原材料は多めに用意され、
完成品の成分が均一になるよう、
造粒機を使って、粒子を舞わせて材料を吹きかける方法を取るなど、
製造過程にはさまざまな工夫がなされています。

医療用サプリメントは、37度の水で30分以内に崩壊するように製造されますが、
市販品の中には崩壊しないものがあることもわかっています。

2008年に国民生活センターが行った、
市販サプリメント(コンドロイチン、グルコサミン)の
胃の中での溶けやすさに関するテストでは、
18銘柄中9銘柄は崩壊しなかったとの結果が出ています。

せっかくサプリメントをとっても、消化吸収されないのでは、意味がありませんね。
サプリメントの選択には注意が必要です。

次回は、医療用サプリメントの
吸収率を考えた配合内容についてお話しします。