「気温や気圧の変化はストレスになる」ってみなさんご存知でしょうか。
冬から春、夏から秋などの季節の変わり目や、梅雨の時期に体調を崩しがちになるのも、気候変化によるストレスが原因になっています。
天気や気圧変化による体調変化予報「頭痛ーる」
特に2月3月は、「暖かくなってきたな」と思っていると、翌日「雪が降る」など、気温の変化が激しくて気持ちも体も戸惑いますよね。
このようなとき、体は寒暖差に対応するため、エネルギーを消耗して疲れを感じやすくなります。
さらに、低気圧と高気圧が頻繁に入れ替わるため、自律神経の切り替えがうまく働かず不調を感じやすいのです。
このほか、極寒の冬日や厳しい暑さの夏日、強風、暴風雨などの荒れた天気の日も自律神経の乱れから、血糖コントロールが乱れやすく、いつも以上にこまめな低血糖対策が必要です。
このようなお悩みをお持ちの方には、天気や気圧変化による体調変化予報を知らせてくれる「頭痛ーる」というアプリがおすすめです。
体調不良を予想できれば、大きな用事は入れないでゆっくり過ごそうなど、あらかじめ準備しておくことができます。
ひざ掛けや靴下そして、温かいお飲み物を用意
体を冷やさないこと、そして温めることも重要です。
寒くない程度ではなく、「暑くないくらいに温める」を心がけましょう。
たとえば外出の際は、脱ぎ着できるよう、調節可能な服を選ぶとよいでしょう。
こんなことは当たり前だと思っておられるかもしれませんが、クリニックで診察をしていると、不調の方ほど、その日の気温に合わない服装をされていて、心配になることがあるのです。
お出かけの際も、店内が寒い、エアコンの設定温度が低すぎるお店での長居は注意が必要です。
複数人で行動している場合、言いにくいこともあると思いますので、ひざ掛けやストールなどを用意しているといいですね。
自宅勤務であっても注意が必要です。
オンライン会議などで、じっと座っていると、だんだん足元が冷えて困ったという経験はありませんか。
足元を冷やさないようひざ掛けや靴下を用意し、温かいお飲み物なども準備しておくと完璧です。
おやすみするときは、背中側を温める
夜、お休みするときの「温かく」は日中よりも、もっと注意が必要です。
就寝中は温度調節することはできませんので、あらかじめ寒くならないような工夫が必要になります。
冬の寒い日、「寒い! もっと温かくしたい」というとき、みなさん、どうされているでしょう?
掛け布団や毛布をたくさん重ねるしかないって思っていませんか。
実はこれ、間違いなんです。
たくさん掛けると重くなって、寝返りがしづらく、重さで肩が凝ってしまうこともありますよね。
実は、「背中側を温める」のが正解です。
暖かい、寒いという感覚は、実は、背中から感じとっているのです。
ベッドマットレスの上に、羊毛(ウール)など、厚手のベッドパッドを敷くとかなり暖かくなります。
ベッドパッドがなければ毛布を敷くという手もあります。マットレスとベッドパッドを一緒にBOXシーツで包んでもいいですね。
就寝30分前から、湯たんぽを使って布団の中を温めるのもおすすめです。
お布団の中に入ったときの湯たんぽのぬくもりは最高です。幸せな気持ちでお休みすることができるでしょう。
- 関連キーワード: