「ご自身の悩みをだれかに話してみましたか」
とお聞きすると、
「そんなことは他人に話すべきではない」
と、きっぱりおっしゃる方が、クリニックでは多いなと感じています。
「私の嫌な話なんてだれも聞きたくないし、気分を害するだけだ」
「対処法もなくて相手を困らせてしまう」
ともいわれます。
ご自分が困ったときでも、他人の気持ちを一番気にかけておられます。
話を聞いてもらうと、頭の中が整理され、気持ちが楽になる
自分がとてもつらいとき、信用できる人に話を聞いてもらうことで、気持ちが楽になります。
相手から、ひとこと「辛かったね」といわれるだけで、心がほぐれるのです。
また、他人に話すことで、頭の中が整理され、対処法が見えてきます。
秘密を打ち明けてくれるとうれしい
さらに、あなたの話を聞いた人からは、
「プライベートなことを、私に話してくれてありがとう」
といわれるかもしれません。
人は、自分のことを信用して、秘密を打ち明けてくれると、うれしく感じるものです。
自分の弱さを打ち明け、自己開示することで、相手との心理的距離はぐっと近づきます。
相談する相手を間違えたら、静かに離れる
ただし、話す相手はだれでもいいわけではありません。
特に、家族のことを話すと、「親のことを悪くいうものではない」と正論をかざしてくる人がいます。
そのような場合は、その人からは静かに離れたほうがいいでしょう。
親は常に完全に正しいとは限りません。
信頼できる人に話をきいてもらうのはOKと知る
だれが悪いのかではなく、解決法を求めているのでもなく、ただ、あなたの話を聞いてくれるだけでいいのです。
なかには、他人に自分の内面を話すことなんて考えたこともない方もいらっしゃるでしょう。
そのような方は、信頼できる人に話をきいてもらうのはOK、ということに気づきましょう。
医師やカウンセラーなどの専門家の方でもいいと思いますし、あなたが信頼している身近な方でもいいと思います。
院長 野口 由美
医学博士(大阪大学)/放射線診断専門医/抗加齢医学会専門医
関西医科大学卒 関西医科大学内科、大阪大学放射線科、九州大学心療内科
日本メディカルホメオパシー学会認定医
大阪大学で医学博士を取得。
内科・心療内科・放射線科での臨床経験を重ねた後、クリニック千里の森を開設。
西洋医学に加え、分子整合栄養医学や伝統医学、補完代替医療を取り入れ、一人ひとりに最適な治療を行っている。
