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催眠の経験は正しいと言えるのか

コラム

ここまで、催眠療法について連続して解説してきました。

催眠療法についてのよくある質問にお答えします。
催眠療法をじょうずに体験するための4つのポイント
催眠療法を受ける方に瞑想をお勧めする6つの理由

前々回、
催眠療法をじょうずに体験するための4つのポイント
のなかで、
催眠療法では「腑に落ちる、納得する」ことが
とても重要というお話をしていますが、
腑に落ち、納得した結果、症状が軽快することもあります。

今回は、催眠療法で不安が解消された症例を紹介します。

このような話を聞くと、
「症状が軽快するのはいいことだけど、
催眠療法の内容って本当なの?」
という疑問が浮かびますよね。

「催眠療法で経験したことは本当にあったことだと言えるのか」
についても解説します。

催眠療法で症状軽快

催眠療法では、
「問題が解決したわけではないんだけれども、症状が軽快する」
ということがおこりえます。

たとえば、このような症例がありました。

「なぜだか海がとてもこわいんです」
という女性がいました。

「海は嫌いじゃありませんし、
水がこわいということもないです。

でもなぜか、海を見ると、とてもこわくなるんです」

どうして海が怖いのか、全く心当たりがなく、
そのためいっそう不安に思っていたのです。

そこで、退行催眠を受けることにしました。

過去世を見てみますと、
数人の男性に連れられ、船に乗せられて
海へと漕ぎだしていく様子が見えました。

その後、袋に詰められ、袋ごと海に捨てられ、
溺れて亡くなったということがわかったのです。

その後、女性は、海へと出かける機会があり、
もう、海を見ても怖くない自分に気がつきます。

過去世退行で出てきたイメージは恐ろしいものでしたが、
「そういうことがあったから、海が怖いんだな」
と本人が納得すると、不安が解消し、症状がなくなることがあります。

催眠療法で問題が解決したわけではないのですが、
本人が納得する、腑に落ちると、
症状が軽くなるということが起こるのです。

理由がよくわからないとき、人は不安に陥ります。

けれども、その理由に納得する、
そういうことだったのかと腑に落ちると、
不安は解消されるのです。

過去世退行催眠

この女性が体験した催眠療法は、
過去世退行催眠と呼ばれます。

過去世退行催眠とは、過去世の自分が経験したことを、
現世の自分が催眠下で経験するものです。

ロマンティックな話です。

どうしてそのようなことが可能になるのでしょう。

潜在意識には、過去の記憶が保管されています。

潜在意識には、生まれてからの記憶が
すべて保管されていると言われています。

それだけでなく、生まれる以前の記憶、過去世の記憶も保管されています。

また、潜在意識には集合的無意識と呼ばれる領域があり、
人間同士だけでなく、先祖や精霊などともつながっていて、
さらには動物、植物、鉱物ともつながっていると言われています。

このため、催眠の中で、現世での幼少時に退行することができ、
幼少時に何があったのかを経験することができます。

その他にも、亡くなった大好きなおばあちゃんと会って話をすることもできますし
こどものころ飼っていた犬と一緒に遊ぶこともできます。

一方、過去世に退行すると、
自分の過去世と交流し、
過去世が住んでいた街、自宅を見たり、
そのときの両親や兄弟と話すことができます。

その家族のなかに、現世でよく知っている人を見つける人もいます。

現世での実の妹が、過去世でも兄弟だったということを知り、
深い絆を感じる人もいます。

催眠の経験は正しいと言えるのか

「前世でも仲良し兄弟だったって感動したり、
催眠療法の後、症状軽快するのはいいけどさ、
これって正しいって言えるの?」

そういう疑問が生まれますよね。

そこで再び、
催眠療法をじょうずに体験するための4つのポイント
「腑に落ちる」の解説が重要になってきます。

「催眠で得られたイメージは正しいのか」
それは誰にもわかりません。

けれども、ここでたいせつなことは、
出てきたイメージが正しいか、正しくないかということではなく、
得られたイメージや感じられたことで、本人が腑に落ちる、納得する
ということなのです。

ご本人にしかわからないとても重要なことに気づき、
これは、真実かもしれないと確信を得る人もいます。

催眠療法終了後も、催眠中のできごとを、繰り返し思い出し、
その思いを強くする方もいらっしゃいます。

催眠療法後も、さまざまな気づきは続き
ご自身の中に変化を感じる人もいるでしょう。

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